こんにちは!
Sprint-Academyのngryoです!
今回は脚を速くするには?という壮大なテーマに対し
自分なりの考えで記事を書いていきます
脚が速いとは?
そもそも脚が速いとはどういう事でしょうか?
結論から言うと
脚が速い=速く移動しているということ
速く走る為には、速く移動しなければいけません。
この移動というのがポイントで、走る=移動という考え方を理解していないと
間違ったアプローチの方法をしてしまうことにも繋がります。
手や脚を速く動かせば良いと思われている方もいらっしゃるかと思いますが
これは根本的に間違った解釈をしている恐れがあります。
速く走る為に闇雲に体を動かす。というのは実はNGです。
これはなぜか。
全力で体を動かせる時間が決まっているから
これが理由です。
運動会などで全力疾走して、途中から体が動かなくなるという経験をしたことはありませんか?
所説色々ありますが、これは簡単に言うとガソリン(エネルギー)切れです。
人間は運動する際に、エネルギーを消費しています。
全力疾走時に使われるエネルギーはATPと呼ばれ、筋肉中に微量に存在します。
このATPをADP(アデノシン二リン酸)とPi(リン酸)に分解する際に発生するエネルギーを使って
筋肉を動かすことで、運動をすることが出来ます。
しかしこのATPは少量の蓄えしかないので、再合成を繰り返す必要があります。
この再合成の過程には3種類あり、全力疾走で使用される再合成過程(ATP-CP系)では
およそ7秒間の運動しか継続できません。
要するに7秒後には、全力疾走するためのエネルギーは切れているのです。
残りの時間は別の再合成過程が使われている為、全力疾走は7秒と考えることが出来ます。
よって能動的に体を動かすのではなく、体が動くという受動的な考えが必要です。
どうすれば速く走れるの?
上記を加味して考えると、速く移動するための練習をすれば良い訳ですが
そもそも速く移動するって何?と思われる方が多数かと思います。
こちらも結論から言うと
速く移動する=効率良く重心移動をする
重心移動とは、読んで字の如く重心が移動することなのですが
そもそも重心とは重さの中心のことです。
物体は、重心が移動することでその移動方向に移動することが出来ます。
直立した状態では前に移動できませんよね?
この状態から前に移動するには、重心の位置を前に動かさなければいけません。
上記画像の様に状態を前に傾けることで、重心位置が前方方向へズレました。
この結果、転ばないように脚が勝手に前に出てくる為、その後も移動が継続します。
この重心移動をより効率的に行うことで、速く移動することが出来るのです。
では効率的に重心移動するにはどうすれば良いのか?
答えはシンプルです。
重心移動しやすい走り方と重心移動しやすい身体作りをする
この2つに尽きます。
この続きは次回以降に掘り下げていきます。